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zoom RSS 『十五歩集』&『津々浦々』&近作(まとめて短歌、俳句です)

<<   作成日時 : 2015/02/15 17:36   >>

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   『 十五歩集 』





  ゆふぐれのあらかた沈みゆく町にわらべ歌かと聞こゆうつろに

  穴を出づる子蟻のすでに働きてよいしょよいしょと曙は来る

  思ひ切り離れてみれば母恋しひとり生くるは慕情のみかな

  四季にふれ飯など食ひて体などみな傷つかぬところなきすゑ

  若いとも年とも言はれ四十二の男は恋を休みがてらに

  ぼんやりと歌や日永と遊びたし謝罪の男けふも映れり

  ふもとよりながめせしこと信貴の山あるる気候も神のふところ

  とこしへをいみする鐘の世にひびくゆめにも聞きて耳はやすみつ

  まなじりに仏のおはす今生の露はじきてもめざめぬ朝

  おとろへて歩むほかなき年を愛で歩の成るやうに駒ぞ指しける

  メス猫のマウ様大奥十四歳かまふてほしきときだけかまへ

  ふと受けし残暑見舞ひの画や文に相変はらずの君を喜ぶ

  きみを恋ふ時ながらへてもつならばものの一つも忘れゆくなり

  枯れかけの花にますます水を遣りぼくが枯らした罪に目を伏す

  むっとして羽根を広げし白鷺のあしは川よりはなれとびたつ


以上全十五首





   『 津々浦々 』



  

  見晴らしの良きなだらかな丘の道行く手は一つ秋芳洞へ

  茅葺の屋根を残しぬ夏空の仲仙道に笠は売りをり

  七つ在るとタクシー運ちゃん教へくる海水浴場小豆島道中

  星空を見つめてぶわと泣き晴らす夏の千倉のおじおばの家

  妹や遥かに遠き住む国に洞庭湖とふ水に生くらし

  事も無げに見ゆる老婆の歩みかな長崎の坂か生まれ来し方

  げえらごはびっきに成ると教はりし岩手の友よ海をいかに見む

  湯畑の匂ふ二人は周らせる草津の夜や宿の連なり

  心先に持ちてゆかれそ死に際に東尋坊の崖に恐ろし

  旅ならばみな楽しみに岡山の国分尼寺に立ち寄する気に

  おふくろや遠き旅ほど残れるは食べ物の事海ぶどうの夏

  小6の修学旅行は広島にケロイドや黒い雨など残る

  黒亭をまたひと度の味として熊本城をよくも眺むる

  朝霞宿の窓より見下ろして浮浪者寝てをりものぐさの巴里

  凍蝶の螺旋を舞ひて袖裏に京都五条を雪の降りたり


以上全十五首





    『 雑詠 』





  いつまでも ゆらぐおもひの あまたなれ

                川よこいこい 山やあっぱれ


  しらさぎの しろきにみゆる  いくとせを

                     まつりたもうて  いさ  和となそか


  おもはずも   おもひ  おもひの  なからへて

           おもはずも がな    春に     なりゆく

  
  
  
        あさつゆに     きみを  ゆめゆめ


    おもゆれば       ふるきに    たづね


                          ゆめ     ふりだしに



          秋のころ

                 しおんじ山 へ   立ちよれば


               二ほんの 桐に       はる まつ さくら


   いろいろな
 
           書 をながむれば ありがたし


       とめ  

             はね

                    はらひ

    てん の わざわざ





       あまやどり われたちぬれし 時のなか

                 おく千つぶの なみだや うれし




 ◇






      庭あそび ハクセキレイや 冬ぬくし

      あつまりて ちらばるるやな 寒雀






 ◇





     コンテストに落選したものや、近作など、

     もろもろの歌をまとめて公開です。

     今年もたんたんとやってゆこうと思います。


     それではまたの更新まで。

     みなさまの無事と健康を願いまして☆


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